テニス

【あなたは全部言える?】テニス4つのプレースタイルを徹底解説!!

penguin

今回はテニスの代表的なプレースタイル4つを紹介していきます。各プレースタイルのメリットやデメリットを紹介するので、ぜひ参考にしてください。

こんな方にオススメ

  • テニスのプレースタイルについて知りたい方
  • 自分がどのプレースタイルなのか考えたい方
  • 各プレースタイルにどういった対策が必要か知りたい方
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オールラウンダー

代表的なトッププロ)フェデラー

サーブ、ストローク、ボレー、フットワーク何をやらせても上手い「Mr.パーフェクト」の選手をオールラウンダーと呼びます。テニスをやっている人なら誰もが一度は目指すプレースタイルかと思います。広義で言うとフェデラー以外にももっと多くのトッププレーヤーをオールラウンダーと言ってもいいと思いますが、フェデラー程の完成度の高いオールラウンダーがいないため、代表的なトッププロをフェデラーのみとしています。他のトッププロも基本的なショットは全て一流ですが、ショットの質、戦術性でここまで完成している選手は他にいないように思います。

そんなフェデラーを含めても、どんなプレーヤーにも必ず弱点はあります。弱点と言っても他のショットと相対的に比べると劣ってみえるショットと言ってもいいでしょう。フェデラーで言うと片手バックハンドへの高い球ですね。ですので、オールラウンドの選手と戦うときも諦めずに相手の弱点を探しそこを突くようにすると突破口が見つかるでしょう。
対戦相手がオールラウンドの場合、こちらが嫌がるようプレースタイルを変幻自在に変えてきます。その場合、こちらはその中でできるプレーを粘り強くする必要があります。ケースバイケースになってしまいますが、相手がネットプレーを増やしてきたらロブや足元を狙うようなショットを増やしたり、サーブ&ボレーを多用する場合には、コントロールしたリターンを打つ必要が出てきます。
いずれにせよ、フェデラーほどの完成度の高いオールラウンダーはそうはいないので、相手がオールラウンダーといっても自分のやることはそう変える必要はありません。

メリット

  • 全てのショットの質が高い
  • 隙がない・弱点が少ない

デメリット

  • オールラウンドといっても弱点は存在する
  • オールラウンドになるのには相当な努力が必要

対策

  • 相手の弱点を見つけ、そこを突きつつ戦術を組み立てる
  • 相手が何でもできる分、自分のプレーに集中する

サーブ&ボレーヤー(ネットラッシャー)

代表的なトッププロ)マッケンロー、ラフター、鈴木貴男

近年のラケット技術の向上により、いまや絶滅危惧種となってしまったサーブ&ボレーヤー。テニスの高速化によりストロークを主体とする選手が増えましたね。現在のTOP100位以内の選手でサーブ&ボレーヤーの選手はいません。サーブ&ボレーヤーというのは名前の通り、サーブを打ってすぐにネットに出てボレーで得点をする選手を指します。また、リターンゲームにおいても積極的にネットに出て得点を取ろうとします。鮮やかに得点を取るので観ている人からは非常に人気があります。しかし、最初に述べたように近年のテニスの高速化・ラケット技術が向上し、リターンの技術のレベルが上がったことや、ボールのスピードが上がったことによりサーブ&ボレーヤーの数は激減しました。以前のテニス界では、必ず時代を代表するジョン・マッケンローや、パトリック・ラフターなどのサーブ&ボレーヤーがいましたが、現在はほぼ絶滅してしまったと言っていいでしょう。
サーブ&ボレーヤーが減り、現在は「ネットラッシャー」と呼び名を変えたプレースタイルになっています。(ITFが定めている。ITF=国際テニス)
ネットラッシャーというのは、サービスゲーム・リターンゲームに関わらず積極的にネットに出て得点するスタイルのことを指します。サーブ&ボレーヤーよりも基準が甘くなった印象です。この定義で言うと比較的ネットプレーを好む選手をネットラッシャーあるいはネットラッシャー兼カウンターパンチャーと呼んでよさそうです。
実際、トッププロもゲームで有利な場面やここぞという場面でネットダッシュして得点したりしています。試合を通じてネットプレーする選手は減りましたが、戦術の一つ、あるいはアクセントとしてネットプレーをする場面は増えているように感じます。

メリット

  • 少ないラリーで得点ができるため、スタミナを使わない
  • ストロークで劣る相手にも勝機がある
  • 相手の裏をかきやすい・プレッシャーをかけることができる

デメリット

  • テニスの高速化によりボレーが不利になっている
  • サーブからネットに出るためには相応のサーブ力が求められる

対策

  • 相手の足元に沈むボールを打つ
  • ロブを織り交ぜる

カウンターパンチャー

代表的なトッププロ)ジョコビッチ

カウンターパンチャーはストロークで自分から仕掛けずに相手のミスを待ち、相手が仕掛けてきたところでカウンターで切り替えして得点を取るスタイルを言います。
現No.1のジョコビッチがまさにそのタイプで鉄壁の防御力でライバル達を圧倒しています。日本においてもカウンターパンチャーが一番多いとされており、試合に出て勝てるようになり始めた人が最初に行き着く所がカウンターパンチャーのような気がしています。

メリットは、特にアマチュアが出場する草トーでは勝ちやすい点です。テニスの性質上、アンフォーストエラーが少ない選手が8割以上の確率で勝利する為、試合で勝ちやすいのが一番の利点と言えます。基本的に試合でやることサービスゲーム・リターンゲームでやることも変わらないので、精神的に落着いて試合をすることができるのも特徴です。

デメリットは、格上の選手に勝ちにくい点です。相手が自分より上回っている場合、押し切られてしまう可能性が高いです。相手が自分より優れている場合は、多少リスクを背負ってでもチャンスボールを叩いたり、ネットに出る必要があるので相手のレベルに合わせてプレーを変える必要があります。

また対策としては、カウンターパンチャーのプレーヤーは一定のペースで打つのは得意ですが、動かされたり、前に出られたり変化されると弱い場合が多いです。ですのでミスの少ない相手には、自分から動かして相手のペースを乱すのが効果的です。時には相手にとられてもいいからドロップショットで前に出させるのも効果があります。自分から変化して相手にカウンターされたらそれは相手のナイスショットなので切り替えて次のポイントに臨みましょう。

メリット

  • ミスが少ないので試合で勝ちやすい
  • どんな相手にも使える

デメリット

  • 番狂わせを起こしずらい
  • 変化に弱い

対策

  • ラリーに変化をつける
  • ネットプレーを増やす

アグレッシブベースライナー

表的なトッププロ)錦織圭、ティエム、シャポバロフ、チチパス

アグレッシブベースライナーはベースラインのストローク戦でも果敢にエースを狙う選手を指します。一言で言うと攻撃的なストローカーです。アグレッシブでエースを取ることから観客に喜ばれるプレーヤーですね。最近では、片手バックのトッププロが増え始め、それに伴いアグレッシブベースライナーが増加している傾向がありますね。シャポバロフやチチパスらがそうですね。
片手バックは両手バックに比べると安定性に欠けるところがありますが、スイングスピードを出しやすいことから攻撃的な性質があります。

メリットは試合を支配しやすい点です。相手を振り回し、試合をコントロールすることが多いです。相手のスタミナを奪い、試合を一方的なものにすることがあります。
また、爆発力があるため格上の相手に勝つことが多いのも特徴です。2019の全豪でチチパスがフェデラーに勝利したのはその典型的な例でしょう。乗った時のアグレッシブベースライナーは手がつけられないです。

デメリットは、リスクの高いショットを打つことが多いため、ミスが増えることです。調子に左右されることが多く、一流のアグレッシブベースライナーになるためにはかなりの練習が必要になります。草トーでも強いと思われていたアグレッシブベースライナの選手が力を発揮できずに負けてしまうケースをよく見かけることがあります。好不調の波が激しくなりやすいアグレッシブベースライナーはメンタル面のコントロールも不可欠な要素になります。錦織選手がアグレッシブベースライナーでありながら、好不調の波が少ないのは試合の中での調整力がトッププロの中でも人一倍優れているからと言われています。

アグレッシブベースライナー相手の対策はスピードボールに付き合いすぎず、適度にペースを変えることです。左右に振られたときは深く緩い球で時間を作り次の一本に備えましょう。スライスやロブを織り交ぜ、ペースを変えましょう。
浅い球を打ってしまうとチャンスボールを決められてしまいます。アグレッシブベースライナーはチャンスボールに滅法強い傾向があるので、深い球を返し続け簡単には決めさせない姿勢が大切になってきます。

メリット

  • 試合を支配しやすい
  • 爆発力があるため、格上の相手に勝つ可能性がある

デメリット

  • リスクの高いショットを打つためミスが多い
  • ミスが続き自滅することも

対策

  • スピードボールに付き合わずいろんなボールを織り交ぜる
  • 深いボールを返して簡単には決めさせないようにする

まとめ

いかがでしたでしょうか。テニスには大きく分けてオールラウンダー、ネットラッシャー、カウンターパンチャー、アグレッシブベースライナーの4つのプレースタイルに分かれています。相手がどういうタイプの選手かを見極めることで、試合で対策を打つことができます。是非ここで紹介したことを参考にしていただき、試合での勝率を上げていただければ幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。

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エンジニア
都内で働く30代エンジニア 営業・営業事務を経て未経験からエンジニアに。 体を動かすことを習慣化したい。 初心者エンジニア向けの発信が中心
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