【感想】『人生の勝算』著前田裕二~人生にコンパスを持とう!~
どーも!ペンギンです。
前田裕二さんの『人生の勝算』を読んだので今回は内容を紹介します。
最新作の『メモの魔力』を読んで非常に感銘を受けましたが、今回読んだ『人生の勝算』も自分の人生にいい影響を与えてくれるとてもいい本でした。
前田裕二さんがこの本で伝えたいこと
- 絆の大切さ
- 努力の大切さ
- 人生の航海において「コンパス」を持つことの大切さ
各章で前田裕二さんが伝えたいと仰っている「絆の大切さ」「努力の大切さ」「人生の航海において「コンパス」を持つことの大切さ」を説明しています。
前田さんは見た目は知的でクールな印象ですが中身は熱い男で負けず嫌いで人一倍努力する人だということがわかりました。
彼の人当たりの良さや外資系投資銀行でトップクラスの成績を上げるまでの背景がよくわかります。
メモの魔力感想はこちら↓
Contents
人生の勝算 目次
人生の勝算目次
第1章 人は絆にお金を払う
第2章 SHOWROOMが作る新しいエンターテイメントのかたち
第3章 外資系投資銀行でも、求められたのは「思いやり」
第4章 ニューヨーク奮闘記
第5章 SHOWROOM起業
第6章 SHOWROOMの未来
第1章 人は絆にお金を払う
前田裕二さんは幼いころから路上ライブでお金を稼げることに注目し、自身も路上ライブでお金を稼いでいました。
路上ライブの弾き語りをする中でもいかにしてお客さんの足を止め、近づきさせ、お金を入れてもらうことを工夫し、生計を立てていきます。
路上ライブという環境下でも前田裕二さんはPDCAを回してより多くの成果を上げようとし、その後のビジネスにも転用していきます。
「ちゃんと作戦を立てれば、自分の思い通りの結果に導けるんだ」
『人生の勝算』著:前田裕二より引用
彼はこの時の経験を上記のように述べています。まさしくこの路上での経験が後の前田裕二さん、そして彼が手掛ける『SHOWROOM』に繋がっていきます。
第2章 SHOWROOMが作る新しいエンターテイメントのかたち
絆の集合体が「コミュニティ」
これからのビジネスはコミュニティ形成が不可欠な要素になると前田裕二さんは述べています。
ビジネスでコミュニティ形成が不可欠な2つの理由
- 人は心への強い紐付きに基づいてお金を支払うから
- 後天的な努力によって絆の深さが深まる・ストリーが共感されるから
まさにAKBビジネスが上の2つを満たしていると前田裕二さんは言っています。
たしかに人は自分が応援しているアイドル・チーム・ゲームにお金を好んで払います。また、AKBグループは最初は素人の女の子がどんどん成長し、アイドルになる過程・ストーリーが多くの共感を集めていますよね。
今後どんな分野においてもこのコミュニティ形成がビジネスの鍵を握ると予測されており、自分のビジネスや生活も常にコミュニティの存在は意識しようと思いました。
第3章 外資系投資銀行でも、求められたのは「思いやり」
外資系企業というと、ビジネスライクで結果や成果が求められそうなものですが、「思いやり」が最重要というのは意外ですよね。
前田さんが入社した会社のトップの成績の先輩上司に「株の勉強」なんかいいから、「とにかく人に好かれろ」と教わったそうです。実際その先輩は掃除のおばちゃんから受付のお姉さんからも好かれていて、誰からも人気があったようです。
前田さんはこの先輩を見習い、会う人会う人に好かれるように全力を尽くしました。
その結果、前田さんも先輩と同じように営業でトップの成績を残すことができました。
前田さんは人に好かれる過程の中で、以下のように思ったと綴っています。
人を好きになる能力の方が、よっぽど大事だよ思います。人を好きになることは、コントローラブル。(中略)でも人に好かれるのは、自分の意志では本当にどうにもなりません。コントローラブルなことに手間をかけるのは、再現性の観点でも、ビジネスにおいても当然でしょう。
『人生の勝算』著:前田裕二より引用
人に好かれたければ自分が相手のことを好きになる。心理学で「好意の返報性」というのがありますがまさに真理ですね。
第4章 ニューヨーク奮闘記
やがて、日本でトップの結果を出した前田さんはニューヨークへの転勤を命じられます。
ニューヨークという新しい新天地でも試行錯誤がありながらも優秀な成績を残すも、ある出来事をきっかけに起業を決意します。
この辺の取捨選択ができるのも前田さんが自分の「コンパス」を持っているからこそです。
第5章 SHOWROOM起業
遂に前田さんはSHOWROOM起業を決意します。コンテンツビジネスが伸びると感じた前田さんは、配信者と視聴者がインタラクティブ(双方向性)を持ったビジネスを思いつきます。
最初こそ上手くいかずに部下との衝突など色々ありましたが、アイドル界の重鎮を口説くことに成功し、そこからいいスパイラルに乗っていきます。
第6章 SHOWROOMの未来
最終章ではSHOWROOMの今後について書かれています。
SHOWROOMの目指す未来はGoogleを超えること
SNSの次に来るビジネスが「ライブストリーミング」と言われています。
5Gの到来でより動画・ライブストリーミングが私たちの生活に身近になるでしょう。その時に今からSHOWROOMも備えているとのこと。
前田裕二さんとSHOWROOMの今後にこれからも目が離せません。
人生の勝算 感想
自分について考えたノートを何冊作っているか
前田さんが最新作『メモの魔力』でもよく言っている言葉。
自分の本当にやりたいこと、心のコンパスが指し示すことでないと人は本気になれないといいます。
自分が今何かを一生懸命になれないのであれば、一度立ち止まって自分が本当にしたいことはなにかを考える必要があると思います。
大学生や若手の社会人にオススメの本です。
ぜひ自分の航海に迷ったときに手に取ってもらいたい本です。
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