読書

東野圭吾おすすめ本ランキングベスト10~東野圭吾作品を20冊以上読んだ本好きが選びました~

日本のミステリー作家といえば外すことのできない東野圭吾をご存知でしょうか。

大人気の『ガリレオシリーズ』をはじめ、『マスカレードホテル』や『手紙』などの作品が次々と映像化される日本を代表する作家さんです。

今回は東野作品を20冊以上、小説を100冊以上読んできた私が独断と偏見で選んだ東野圭吾おすすめランキングベスト10をご紹介します。

東野作品はハズレが少なく、作品の幅が広いことで知られている通り選考には頭を悩ませました。

結果として、泣く泣く選外に漏れてしまった作品が多数ありますが、それゆえランキングに入った作品は私の大好きな作品揃いになりました。

東野作品の本選びの参考になれば幸いです。

1位 放課後

 

1位は東野圭吾のデビュー作でもある放課後を選びました。

なんといっても面白い。デビュー作にもかかわらず、作品としての完成度が非常に高いです。

伏線の張り方と終盤の回収の仕方が見事。あとがきにありますが、『アルキメデスは手を汚さない』著:小峰元の影響を強く受けているとのことで、優れたトリックや伏線の散りばめ方は上記作品を参考にされているそうです。

私も偶然『放課後』を読む前に『アルキメデスは手を汚さない』を読んだことがあり、言われてみれば似ているものがあるなと思った記憶があります。

東野作品のかっこいいなんとも絶妙なタイトルの原点は『アルキメデスは手を汚さない』の

影響によるものかもしれませんね。

 

個人的所感

デビュー作ということで、東野作品の原点であり、東野圭吾らしさがよく出ている作品。果実を絞ったときの最初の方の出汁・皮の部分の苦さがよく出ているような作品になってます。

どんな表現やねん・・・

学園ミステリーが好きな人には間違いなくおすすめできる作品です。

2位 マスカレードホテル

2位は木村拓哉主演で話題にもなった『マスカレード・ホテル』を選びました。

ホテルを舞台としたミステリー作品です。ミステリー小説を普段読まない人にも読みやすいので初めて東野作品を読む人にもおすすめしやすいものになってます。

ストーリーとしての起承転結が素晴らしく最初から最後まで楽しくハラハラ読むことができます。

ホテルに来る人はみな仮面を被っていて、ホテルスタッフは決してそれを暴こうとしてはいけないという長澤まさみが演じたホテルクラークの女性と謎を暴こうとする木村拓哉が演じた気鋭の刑事の正義のぶつかり合いといい感じのコンビになっていく様子が何といっても面白い。

未読の方はぜひ読んでみてください。

 

3位 聖女の救済

3位は大人気ガリレオシリーズ作品の一つ。『聖女の救済』です。

この作品はガリレオ作品の中でもトリックが素晴らしく、一見すると完璧に見えるトリックにガリレオこと湯川が挑戦するストーリーになっています。

読み終わった後にタイトルの意味がよく理解でき、「さすが東野圭吾」と言ってしまうような仕上がりです。

4位 白夜行

 

4位はドラマや映画化など映像化されている白夜行を選びました。

長編小説で読むにはある程度の覚悟が必要です。

人間の闇をこれでもかと描いており、読んでいていい気はしないのですが、読み始めたら最後読むまでやめることができない感覚になります。

東野圭吾らしさが出ている作品と言えるでしょう。代表作でもあるのでまだ読んでいない方はぜひ読んでみてください。

19年前(1973年)、大阪で起きた質屋殺し。何人もの容疑者が捜査線上に浮かぶが、決定的な証拠がないまま事件は迷宮入りに。被害者の息子・桐原亮司と容疑者の娘・西本雪穂は、その後別々の人生を歩んでいくかに見えた。だが、二人の周囲には不可解な凶悪犯罪が次々と起きる。人の心を失ったゆえの悲劇を、叙事詩的規模で描いている。

白夜行 wikipediaより引用

 

5位 容疑者Xの献身

5位は3位の『聖女の救済』と同じくガリレオシリーズの容疑者Xの献身を選びました。 

この作品は映画化もされているので知っている方も多いのではないでしょうか。

私も映画を見ましたが、やはり詳細まで描かれている小説の方が数倍面白いですね。

花岡靖子は娘・美里とアパートに二人で暮らしていた。そのアパートへ靖子の元夫、富樫慎二が彼女の居所を突き止め訪ねてきた。どこに引っ越しても疫病神のように現れ、暴力を振るう富樫を靖子と美里は大喧嘩の末、殺してしまう。今後の成り行きを想像し呆然とする母子に救いの手を差し伸べたのは、隣人の天才数学者・石神だった。彼は自らの論理的思考によって二人に指示を出す。そして3月11日、旧江戸川で死体が発見される。警察は遺体を富樫と断定し、花岡母子のアリバイを聞いて目をつけるが、捜査が進むにつれ、あと1歩といったところでことごとくズレが生ずることに気づく。困り果てた草薙刑事は、友人の天才物理学者、湯川に相談を持ちかける。

すると、驚いたことに石神と湯川は大学時代の友人だった。湯川は当初傍観を通していたが、やがて石神が犯行に絡んでいることを知り、独自に解明に乗り出していく。

容疑者Xの献身wikipediaより引用

 

天才物理学者VS天才数学者という構図で描かれる作品ですが、トリックも素晴らしいですが、今まで孤独で生きてきた数学者が愛する人を守ろうとするがゆえに罪を犯してしまうのがなんとも切ないです。

これはガリレオシリーズの中でも極地の愛を見せる作品になっています。

順位もっと上でもよかったかもしれないと書きながら思ってしまいました。

 

6位 真夏の方程式

 

6位もガリレオシリーズの真夏の方程式を選びました。

夏休みのある日から両親の都合で一人、親戚が経営する旅館で過ごすことになった小学5年生の少年恭平は、玻璃ヶ浦へ向かう電車の中で湯川に出会う。湯川は海底鉱物資源開発の説明会にアドバイザーとして出席するために玻璃ヶ浦へ行くことになっており、湯川のある種の気まぐれから恭平の親戚の旅館に宿泊することにする。そんな中、同じ旅館に泊まっていた客の塚原正次がその夜中に姿を消し、翌朝海辺で変死体となって発見される。県警は現場検証を行い、堤防から誤って転落した事故死の線が濃厚であると判断していた。

中略

はたして塚原は、何のために玻璃ヶ浦に来たのか。事件に遭遇した湯川は「ある人物の人生が捻じ曲げられる」ことを防ぐために、真相に挑んでいく。鍵を握るのは、16年前に塚原が担当した元ホステス殺人事件。そして、その裏には緑岩荘を営む川畑家が隠していたある重大な秘密があった。

真夏の方程式wikipediaより引用

今度のガリレオは夏の田舎で出会った少年との交流を描いた作品。

ガリレオが好奇心旺盛な少年と出会い今までに見せたことのないような表情を見せるのが本作の見どころになっています。

トリックなどは他の作品と比べると印象が強くありませんが、過去の事件と今回起こる事件が結びつき一つの大きな真実にたどり着くさまは流石の一言。

ガリレオが少年に対して最後にかける言葉が好きでつい何度も読みたくなってしまう作品です。

夏休みにおすすめの一冊です。

7位 流星の絆

 

7位は嵐の二宮和也主演でも話題になった流星の絆です。

ドラマで使われた嵐の主題歌『Beautiful days』、中島美嘉の挿入歌『OLION』もそれぞれ大ヒットしましたね。

ドラマも見ていましたが小説に忠実で最後まで面白かった記憶があります。

神奈川県横須賀市にある洋食店「アリアケ」の三兄妹、功一、泰輔、静奈は、夜中に家を抜け出して流星群を観に出掛けている間に、両親が何者かにより刃物で惨殺される。三兄妹は身よりが無く養護施設で幼少期を過ごした後に相次いで詐欺などに襲われ、強く生きるためいつしか彼ら自身も、裕福な男性を詐欺で騙していく。

事件から14年経過し時効を迎えようとしていた時期に、洋食チェーン御曹司の戸神行成をターゲットにした3人は、彼の父親の政行が、両親が惨殺された時間に家から出てきた人物に似ていることに気付く。店の名物のハヤシライスの味から、3人は政行が両親を殺害しレシピを盗んだ犯人だと確信する。行成に接近して政行を陥れるための罠を張り、作戦は順調に進むが、静奈が行成に恋心を寄せてしまう。

流星の絆wikipediaより引用

長編小説で読みごたえがあります。

この作品は犯人が最後までわからない作品になっているので犯人探しが好きな人にもおすすめできます。

両親を殺された3人の兄弟の絆が見事に描かれており、素晴らしい作品です。

読み終わった後の読後感もいいものを味わえるのでハッピーエンドが好きな人にもおすすめできます。

8位 トキオ

8位は東野圭吾ファンの知る人ぞ知る時生(原題:トキオ)を選びました。 

宮本拓実はろくに働きもしない無頼の若者で、その日暮らしの生活を送っていた。ある日、拓実は花やしきで自らを「トキオ」と名乗る不思議な少年と出会う。身寄りのないトキオのことをなぜか他人のように思えない拓実は、自身の住むアパートにトキオを居候させることになる。 拓実には千鶴という恋人がいた。千鶴は実家の貧しさゆえに夢を諦めスナックで働いて生計を立てていたが、拓実は金に困るたび、そんな千鶴に金をたかっていた。それでも千鶴は拓実との将来を夢見て、トキオにも優しく接していた。 そんなある日、千鶴が突然姿を消してしまう。部屋の置き手紙には拓実への別れの言葉が残されていたが、一方的な破局に拓実は納得がいかない。やがてイシハラと名乗る不気味な男が千鶴を探している事を知り、彼女が大きな事件に巻き込まれていると感じた拓実は、トキオとともに彼女を探し始める。

時生wikipediaより引用

一言でいうとファンタジー作品です。ネタバレに繋がってしまうので多くは言えませんが、

東野圭吾はやはりすごいと驚かされる見事なストーリーになっています。

事前知識なしで是非読んでもらいたいです。

9位 さまよう刃

9位はさまよう刃。 

知ってる人は多くないと思いますが実はこの作品も映画化されています。(寺尾聰主演)

決して明るい作品ではありませんが現代の法制度など社会に対して疑問を投げかける作品にもなっています。

タイトルがやはり秀逸でこれ以上のタイトルは思いつかないですね。

最愛の娘の命を奪われた父親の悲しい復讐劇で、心の奥底に深く突き刺さるような作品になっています。

10位 夜明けの街で

 

10位は夜明けの街でを選出。

この作品も映画化されており、岸谷五朗と深田恭子を主演で2011年に公開されています。

サザンオールスターズの『LOVE AFFAIR ~秘密のデート』からヒントを得て書いたと東野圭吾は話しています。

LOVE AFFAIR ~秘密のデート 一部歌詞

マーリンルージュで愛されて
大黒埠頭で虹を見て
シーガーディアンで酔わされて
まだ離れたくない早く去かなくちゃ
夜明けと共にこの首筋に夢の跡

『夜明けの街で』を読んだ後に『LOVE AFFAIR ~秘密のデート』を聴くと情景が映像になって浮かび上がってきます。

サザンの名曲からここまで書ける東野圭吾はやはり天才ですね。

惜しくも選外

惜しくもランクインを逃した作品たち

  • 手紙
  • 秘密
  • 天空の蜂
  • プラチナデータ

手紙や秘密、天空の蜂、プラチナデータなどの傑作も惜しくもランキングから外させていただきました。(あくまで私の独断と偏見)

東野圭吾作品は非常に数がありながら当たり作品ばかりなので選ぶのが大変でした。

ランキングを20位までにしようかとも考えましたが今回はランキングの密度を濃くするために心を鬼にして10作品選びました。

まとめ

記事を書いていて思いましたが東野圭吾作品は映像化されているものばかりですね。

最近でも『人魚の眠る家』や『ラプラスの魔女』、『パラレルワールドラブストーリー』などが映画化されています。

ぜひ映画やドラマで東野圭吾に興味を持った方、小説で作品をいくつも読んでいる方も東野圭吾作品はまだまだ面白いものぞろいなので読んでみてください。

東野圭吾作品を読むきっかけになれば幸いです。