全仏2019ベストバウトまとめ!!
どーも!ペンギンです。
全仏2019はナダルのV12で幕を閉じました。完全復活を印象づけましたね。2年連続同カードとなったティエムとの決勝も最後まで相手に主導権を渡さず見事に勝利しました。惜しくも敗れたティエムですが準決勝では、四大大会四連勝がかかる王者ジョコビッチをフルセットの末に破り、新時代の到来を感じさせてくれました。
そんな全仏2019でしたが、個人的ベストバウトランキングにまとめましたのでご紹介します。
1位 ティエムVSジョコビッチ
1位は準決勝で行われたティエムVSジョコビッチです。6-2 3-6 5-7 7-5 7-5でティエムが勝利しました。四大大会三連勝中のジョコビッチに対して真っ向勝負で挑んだティエムが勝利した試合が堂々の1位です。激しいラリーの応酬とどっちに転がってもおかしくないシーソーゲームが非常に見ごたえがありました。今大会のティエムのスピンサーブは、とにかく冴えており、アドサイドのワイドへのスピンサーブは相手をコートの外に追いやるのは見事でしたね。ジョコビッチはそれをものともせず、リターンゲームもしっかりポイントを取っていたのでさすがでした。
スタッツを見るとほとんど差はありませんでしたが、リターンゲームの得点数がティエムが73ジョコビッチが55と18ポイントの差があったので、それだけリターン巧者のジョコビッチをティエムのサーブが苦しめたんだと思います。
ティエムは今大会のパフォーマンスを続けていればそう遠くない未来に四大大会を獲るでしょう。次のウインブルドンも楽しみです。
2位 ナダルVSティエム
2位は決勝のナダルVSティエムです。去年と同一カードになったナダルVSティエムでしたが、昨年とはまったく違った試合展開になりました。
去年は手も足も出ずストレートで敗れたティエムでしたが、今回は3-6 7-5 6-1 6-1と1セットを奪う健闘を見せ内容もスコア以上の接戦を見せ、テニスファンを喜ばせました。ティエムは今大会で応援する人が一気に増えたんじゃないでしょうか。
なんといっても優勝したナダルは今大会の勝利により全仏12勝目。しかも今大会が今までで一番強いんじゃないかと思わせるようなプレーぶりでした。今まで以上に闘志を前面に出し、見ていて気迫溢れるプレーを見せてました。
ナダルはウインブルドンも優勝候補の筆頭ですね。クレー以外のコートでどういうプレーをするか楽しみです。
3位 ナダルVSフェデラー
3位はレジェンド同士の対決となった準決勝のナダルVSフェデラーです。ストレートでナダルが勝利しましたがレジェンド同士の一戦は、観る者を熱くさせました。
フェデラーは要所要所でいいプレーを見せてましたが、ナダルのクレーコートでの地力が勝りました。
ウインブルドンでは、フェデラーが得意の芝でどれだけのプレーができるか楽しみですね。この二人が試合をするのは準決勝以降になるので、ウインブルドンでも勝ち進んでもらいたいです。
4位 ワウリンカVSチチパス
4位は4回戦のワウリンカVSチチパスです。二人の攻撃的なテニスのぶつかり合いが本当に観ていて面白かったです。片手バックハンドの応酬は、派手で観ている人を楽しませてくれますね。
スタッツを見ると意外にもチチパスの方が優勢でした。トータルポイントもチチパスの方が1ポイント上ながら試合巧者のワウリンカが勝利したのが面白いですね。それが四大大会を勝ったことがあるかどうかの差かなとも思いました。
エースにポイントはワウリンカが16に対してチチパスが3と非常に少なかったので、ワウリンカがエースを奪われない配球をしていたのが印象的です。
攻撃的な二人は芝でよりテンポの速い攻撃力を生かせるので、ウインブルドンでライバル達にどういったテニスを魅せるか非常に楽しみです。二人とも狙うは優勝なので、BIG3にどこまでできるか見物です。
5位 デルポトロVS西岡 良仁
5位は2回戦に行われたデルポトロVS西岡の試合です。どちらも怪我からの復帰という似たような境遇の二人の試合はフルセットの白熱の試合になりました。結果は惜しくも西岡の負けになりましたが、身長が低くてもこれだけやれるんだというところを見せてくれました。
ツアーでは西岡と同じくらいの身長のシュワルツマンが頑張っているので、西岡も続いて欲しいですね。次のウインブルドンはサーフェース的に守りだと不利だと思いますが、トップランカー達に善戦が続いているので、もう一つ上を目指してほしいですね。
デルポトロも膝の影響が心配ですが、本調子のフォアハンドはツアーでも屈指なので、体調を万全にして復活の優勝を目指してほしいです。
番外編
惜しくもランク外になった試合には、錦織VSペールや、ワウリンカVSディミトロフがあります。錦織は4回戦で奇跡の逆転勝利を収めました。第5セットで1-4から逆転したのは凄すぎて言葉が見つかりません。
片手バック対決のワウリンカVSディミトロフもストレートでのワウリンカの勝利ながら3セットともタイブレークにもつれこむ熱戦でした。ディミトロフも復調傾向なのでこれからの戦いが楽しみです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ナダルのV12で幕を閉じた全仏2019でしたが、今大会も様々なドラマがありました。台頭する若手たちをランキング上位のトップランカーが抑え込んだ大会になりましたね。まだまだジョコビッチ・ナダル・フェデラーの時代は続きそうですね。
その牙城を崩すのは今大会を見る限りティエムなのかなと思いました。攻撃的で観ていて面白い選手なので今後の活躍も期待です。
チチパス、ズベレフもより戦略的でタフにならないとまだBIG3の背中は遠いかもしれませんね。
7月1日から行われるウインブルドンも今から楽しみです。勝ち進んだ選手はしっかりリフレッシュして臨んでもらいたいですし、悔しい思いをした選手たちはより強い気持ちでウインブルドンに向かうと思うのでそのぶつかり合いが楽しみですね。
それではまた次回お会いしましょう!