オートマ車で信号待ちでニュートラルに入れるのは危険!?
どーも!ペンギンです。
信号待ちのたびにニュートラルにギアを入れてますか?
信号待ちの時にニュートラルに入れるのかそれともドライブのままがいいのか今回は考えていきます。
結論を言うと信号待ちの時にニュートラルに入れるのは危険です。
「オートマ車で信号待ちでニュートラルに入れるのは危険」な理由を順番に紹介します。
Contents
そもそもニュートラルを使うタイミング
オートマ車のニュートラルを使うシーン
- けん引されるとき
- 長い渋滞で長時間停止するとき
- 運転中にエンジンが高回転を起こしたとき
けん引されるとき
故障や事故のときに車を引っ張ってもらうけん引のときにニュートラルを使用し、車を引っ張れるようにします。
長い渋滞で長時間停止するとき
渋滞中で長い時間停車する場合はニュートラルに入れても大丈夫です。
ニュートラルに入れていても、ブレーキペダルからは足を離さず、発進時も忘れずにNギアからDギアに入れて発進しましょう。
Nギアに入れていて発進しないからといって、慌ててアクセルを踏みすぎないように気をつけてください。
運転中にエンジンが高回転を起こした時
通常運転中のエンジンの回転数は2000から3000と言われていますが、この値が5000を超えたり、回転数のメーターがレッドゾーンを指し示していたら何らかの不具合が発生している可能性が高いです。
こういった場合に緊急としてニュートラルに入れることがあります。
運転中に慣れない動作をすると危険なので、エンジンの高回転時でもドライブに入れたまま、速やかに停止して状況を確認したり、JAFに相談するのがベターでしょう。
信号待ちのときにニュートラルに入れる弊害
信号待ちのときにニュートラルに入れる弊害
- アクセルを踏んだときに急発進に繋がる
- クラッチ板が磨耗する・ギアを痛める原因に
- 後続車から追突されそうになったときに、緊急回避ができない
- ギアオイル(ATF)による冷却ができない
アクセルを踏んだときに急発進に繋がる
一番起こりうる危ないこととして、「アクセルを踏んだ時に急発進に繋がる」ことが挙げられます。
発進時にDに戻すのを忘れてアクセルを踏む
⇒発進しないので焦ってさらに踏み込む
⇒Nに入ってあることに気づく
⇒慌ててDに入れる
⇒急発進して追突する危険性
クラッチ板が磨耗する・ギアを痛める原因に
停止するごとにニュートラルを使用することでクラッチ板の磨耗が進みます。
また、頻繁なギアチェンジによりギアを痛める可能性があります。
車の耐久性の面でもニュートラルに入れるのはおすすめできません。
後続車から追突されそうになったときに、緊急回避ができない
ニュートラルに入れておくと後続車から追突されそうになったときに、発進ができず緊急回避ができません。
ギアオイル(ATF)による冷却ができない
オートマチック車にはATF(オートマチックフルード)という液体が使われています。ATFはオートマチック車のエンジンとギアに関わる様々な働きをこなしているオイルで、その働きの一つがギアの冷却。ギアに触れたATFがギアの熱を受け取り、そのATFがオイルクーラーという場所で冷却されるという仕組みになっています。
MoTAj自動車ニュースより引用
ギアがニュートラルに入ったままだと、ATFによるギアの冷却ができません。最悪ギアが焼き付いてしまうこともあります。
エンジンやギアの焼き付きが起きると、修理には多額の費用がかかってしまいます。ギアの焼き付きを防ぐ意味からも、やはり信号待ちなどの停車時はニュートラルではなくDギアに入れるのが正解です。
ニュートラルを入れる人の間違った認識
エンジンの負荷緩和に繋がると考えている
最近の車は「アイドリングストップ」が標準で搭載されていることが多いです。
「アイドリングストップ」とは信号待ちの時などブレーキで停止中にエンジンが自動停止するシステムのことです。
ニュートラルに入れると「アイドリングストップ」が解除されエンジンが始動する車が
多いのでかえって燃費が悪くなります。
車の負荷緩和
上で述べた「クラッチ板が磨耗する・ギアを痛める・ギアオイル(ATF)による冷却ができない」という理由によりこれも間違いです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
昔の車の感覚で信号待ちでニュートラルに入れる人もいるかと思いますが、今の車は安全面・車の耐久性の面でもドライブに入れたままのほうがメリットが多いことをお伝えしました。
ドライブに入れておいたままのほうがブレーキとアクセルの操作に集中できるので、操作性の面でもメリットですね。
皆さんのドライブの参考になれば幸いです。