読書

【書評】『ゲームは人生の役に立つ。』ゲームの可能性や問題点について切り込んでいます

どーも!ペンギンです。

10年間不登校の作者小幡和輝さんが書いた異色のビジネス本『ゲームは人生の役に立つ。』の書評を紹介します。

著者は1日8時間計3万時間ゲームに没頭してきた根っからのゲーマーである小幡さん。

自分もゲーマーなので何時間くらいゲームやったかなと考えましたが、少なくとも1万時間くらいやっているんじゃないかなと思います笑

この本では「ゲームが将来何の役に立つの?」とよくある批判に真っ向から反論しています。ゲームは考えようによっては自分の人生を豊かにすると述べられています。

本の中で茂木健一郎氏や多くの著名人と対談しており、ゲームの可能性や問題点について面白い話が紹介されているので、それだけでも一読の価値があります。

この本はこんな方にオススメ!

  • ゲーム好きな人
  • ゲーム好きで何かにそれを活かしたいと思っている人
  • 最近eスポーツに興味を持った人

スポーツも広義で言えばゲーム

スポーツとゲームは共通項がたくさんあり、中でも競技性と決められたルールの中でその技を競い合うところがよく似ています。

サッカーにせよサッカーゲームのウイイレにせよ、11vs11でやるのか1vs1でやる違いはありますが、真摯にその種目に臨み、技を競い合う点は共通項と言っていいでしょう。

以前テレビでウイイレの日本代表の人がテレビに出ていましたが、「緊張する場面でどこまで自分の力を出せるかが勝負を分ける」と言っていましたが、まさにこの考え方はスポーツに通ずるものがありますね。

eスポーツが盛んになった現代では、ゲームの持つ競技性がより多くの人に認知された結果であると言えますね。

ゲームのさらなる可能性

また、ゲームは競技人口が多く、誰もが一回はやったことがあるのが大きな特徴と紹介されています。たしかにその通りで、スマホの普及によりゲームがより身近になりました。

ゲームの問題点としてゲーム症候群が心配されていますが、筆者の小幡氏は「ゲームのプレイ時間そのものは問題ではなく、人生における優先順位が食事や睡眠より上になることが問題」と指摘していました。

面白い例として、下記が紹介されています。

親「またゲームばっかりして!!」

小幡氏「それが囲碁や将棋だったらどうですか?」

親「それだったら、まぁしょうがないかな」

『ゲームは人生の役に立つ』小幡和輝著より

「囲碁や将棋はOKで、ゲームはNGこの差はなんだろうか」と問いかけられています。

自分でも色々考えましたが、「その行為が将来役に立つか」の差かなと思いました。囲碁や将棋は文句なく、論理的思考・パズル的思考を鍛えることに繋がります。一方ゲームの多くは、将来に繋がらない要素も含むため、親が心配するという結果に繋がるのかなと思います。

ゲーム実況や競技としてのゲームをするのであれば、むしろ周囲の人は応援してほしいと思いますが、依存的にゲームに没入するのは悪のイメージはまだまだ強いかなと思います。

どんなゲームにも学びはあるので、その経験を実社会に転化できれば多くのプラスがその人周囲の人にもたらされますね。ストレス解消や暇つぶしにゲームをやるのも大切なことだと思います。

ゲームが興味の入り口に

ゲームが興味の入り口になることが紹介されおりこれまた面白いと思いました。

例えば三國無双。koeiが出している大ヒットアクションゲーム三國無双をきっかけに三國史に興味を持ち、歴史の勉強に興味を持ち始める人が多いそうです。

自分もパワプロやウイイレをきっかけに野球やサッカーに興味を持ち、テレビ観戦に興味を持ったり、友人とのスポーツの話題についていけるようになったりゲームから多くのものを得ることができました。

スポーツやゲームといった共通項があると人はすぐに仲良くなることができる

ゲームやスポーツは共通の話題としてにうってつけ。

職場の人や、初対面の人とでも共通の趣味やスポーツがあると人はすぐに仲良くなることができます。営業の人がゴルフに励むのはまさにこの理由からですね。経営者や経営に近い人・上流階級の人はゴルフに精通している人が多いと言われています。そのため、契約を取りたい営業マンがゴルフに励むわけですね。

私自身もテニスを通じて多くの人と知り合い多くの友人ができました。テニスという共通項があるとバックグラウンドが違くても話が盛り上がりますね。

今後ゲームがさらに盛り上がるために

ゲームの強みの多様性が価値の統一に繋がらない問題点も指摘されています。

どういうことかというとスポーツは、サッカー・野球・テニスなど世界で統一された各種スポーツが存在します。一方ゲームはマリオと言っても、「スーパーマリオブラザーズ」や「マリオカート」「マリオテニス」など様々なゲームタイトルが存在します。

そのことから、ゲームのチャンピオンと言っても、ゲームのタイトルの数だけ存在することから中々認知に繋がらないと言えます。また、ハードの進化によりゲームの流行は移ろっていくので、過去のシューティングゲームでは強くても、今流行りの「スプラトゥーン2」や「フォートナイト」で勝てなければ評価されないのです。

スポーツは時代が変わってもルールが変わらないので(テクノロジーによる多少の変化はありますが)価値は不変です。メッシやクリロナ、イチロー選手らの評価は一生続くものとされます。

プロゲーマーはそもそも競技人口の多いゲーム、人気のあるゲームに参加しないと大きく稼げないのが現状の特徴かと思います。しかしながらスポーツ選手にない競技人生の長さや、ぷよぷよとスマブラといったまったく違うジャンルのゲームのチャンピオンを目指せる可能性があるので、それはゲーマーの特権ですね。

著者が述べていましたが、ゲームの世界にも錦織選手や大谷選手のような人気のあるロールモデルが今後登場すると、一気にゲーム界が発展するように思います。Youtubeもヒカキンさんやはじめしゃちょーさんのような人気Youtuberが認知されて一気にマーケットが伸びたので、今後プレゲーマーで人気のあるプレーヤの台頭が望まれますね。

『ゲームは人生の役に立つ。』まとめ

『ゲームは人生の役に立つ。』まとめ

ゲームは可能性に満ちている!今後さらにゲームのマーケットは広がっていく!

ここ最近のGOOGLEのゲーム参入を見ればわかるように今後さらに世界中でゲームのマーケットが広がっていくことが予想されますね。直近ではNETFLIXもゲーム参入を発表しましたね。全世界1億人の会員を持つNETFLIXが今後どういうゲーム展開をみせるか今から楽しみです。

ゲームをプレイしている人が状況把握能力や適応力に優れていると思います。ゲームをプレイすることでそういった判断能力を磨いているのだと思います。

今後さらにゲーム分野が伸びることで、「ゲームばっかりして!」と怒られていた過去から、「勉強ばっかりしないで、ゲームもやりなさい!」と言われるような社会になったら嬉しく思います。

ゲームの可能性や面白さについてここまで深掘りされている本は、今まで見たことがないので、今後のゲーム分野に興味のある方はぜひ読んでみてください。