【FIFA20】監督キャリアモード プレイ日記#4 モアカムで新シーズン始動も・・・
モアカムで新シーズンスタート
Penguinにとって2年目となるシーズンは前年シーズン終了直前に就任したモアカムで始まる。モアカムでの実質1年目のシーズンだ。
モアカムはイングランドのランクシャー州を本拠地とするクラブだ。チームカラーは赤。
昨シーズンは前所属のオールダムと同じくEFLリーグ2に所属しビリから2番目の23位に沈んだ。
この現状を打破するべくモアカムのフロントはオールダムを電撃解約となったPenguinの手腕に期待しオファーに至った。
一方、Penguinは昨シーズン終盤からスカウティングを実施し、モアカムに若手有望株を10選手獲得に成功。
Penguinの巧みな交渉術はニュースにも取り上げられる。
以下が獲得選手一覧。赤文字が特に有望な選手。
【獲得選手】
CB Pionalor 21 60 FREE 1800
RM Araujo Capeln 17 62 FREE 800
RB Von Polem 19 59 FREE 800
CB Gonsalues Silvn 18 61 F 800
GK Goss 26 61 F 1600
RW Begupu 17 61 $35万(3500万) 600
RB Sesay 21 62 $50万 1400
LWB Osew 19 63 $62万 1500
CAM Poku 19 64 $68万 1200
ST Kelman 18 61 $71万 899
計10名
10代中心の才能豊かな選手達を獲得することができた。移籍金・週給に関しても納得のいくもので週給$2000以下(年収960万円以下)でこれだけの選手達を獲得できたのは大きい。
オールダム時代のお金を使いすぎた反省が活きている。
大幅に選手を入れ替え、このメンバーを中心に据え1年でのEFLリーグ1(イングランドリーグ3部)への昇格を目指す。
2年目のシーズン開幕
監督としての2年目。モアカムでの1年目のシーズンが始まった。
新生
10戦を終えてビリから3番目に位置するという最悪の出だしだ。
才能溢れる選手たちがスタメンを飾るも、攻撃も守備もちぐはぐ。当然といえば当然で、いわば全く新しいチームがいきなりイングランド4部リーグに挑戦しているようなものだからだ。数年後には優勝争いに間違いなく絡めるタレント揃いも現段階では点でしか攻撃ができておらずチームとしての体を成していないのがモアカムの現状だ。
オールダム時代はもう少しベテランの選手も何人かいたので機能していたがモアカムはチームが若すぎてかつ戦略が浸透していないためこのような状況に至った。
Penguinはこの状況を改善すべく、チームの練習で全体練習に多くの時間を割いたり、緊急のミーティングを行うも若すぎるチームが結果を出すにはまだ時間がかかりそうだ。
監督室に帰るとPenguinは大きなため息をつき、椅子に腰を下ろした。
Penguinの携帯が鳴った。
着信は思わぬ相手からだった。携帯の画面には前所属のオールダム・アスレティックのオーナーMarcas Duke氏からだった。
電話に出ると「元気にしているか?突然の電話で申し訳ない。単刀直入に言うがもう一度オールダムの監督をやってみないか?」
突然の提案に言葉を失うPenguin。「少し・・・考えさてください」そう言うと電話を置いた。
検討事項がまた一つ増えてしまった。
オールダムから復帰の誘い
モアカム残留か。オールダム復帰か。
自宅に帰ってから風呂と食事を簡単に済ましたPenguinはベッドのうえでさっきまでのことを考えていた。
モアカムに残るべきかオールダムに戻るか。モアカムはPenguinにとって恩義のあるクラブだ。路頭に迷っていたところでオーナーScott Shuwaltsに拾ってもらった。
一方オールダムもシーズン後半プレイオフがまさにいよいよ始まるというときに財政面でフロントと衝突し一方的な形でクラブを去ることになったが、1年間一緒に戦った選手やサポーターとの絆は深いものがある。
モアカム残留か、それともオールダムへ復帰か何度も反芻した。うとうとしようやく眠りにつく頃には午前3時を回っていた。
尊敬するモアカムのオーナーScott Shuwaltsに相談
翌日Penguinはいつものハンバーガー屋で朝ご飯を済ませるとその足でクラブハウスにいるモアカムのオーナーScott Shuwaltsの元を訪れた。
Scott Shuwaltsは文字通り命の恩人で、オールダムを解雇されて路頭に迷っているところに手を差し伸べてくれた人だ。
部屋をノックするといつもの陽気な声で「どうぞ」と中から声が聞こえてきた。
部屋に入ると開口一番「なにかあったかい?」とScott Shuwaltsが言った。この人はいつも察しがいい。
Penguinは「じつは・・・」と昨日あった電話のことを素直に打ち明けた。
Scott Shuwaltsは話を聞き終えると「話してくれてありがとう」とPenguinじっと目を見つめながら言った。
続けて「で、Penguinはどうしたいんだい?」と怒るわけでもなく穏やかに言った。
Penguinは「とても迷っています。一晩考えましたが答えが出ませんでした。モアカムには恩義がありますし、オールダムでは1年間戦った絆があります。色々な要素を天秤にかけても答えが出ないので相談にきました」
「そうかい。迷っていなくてモアカムに残留しようと思っていたら、昨日のうちにオールダムに詫びを入れているだろうし、逆にオールダムに行きたいと思っていたら最初の一言でそういってくれるだろうからね
気持ちはよくわかる。ただ、選ぶのは私ではなくPenguin君。君だよ」
恩義を感じてくれているのは嬉しいが、私は君のオールダムでの1年間の戦いぶりや手腕を買って君に声をかけた。君が路頭に迷っていてかわいそうだと思ったからではないんだよ
週給という形の契約だから私も今後君を解雇するかもしれない。君も雇われの身ではあるがプロだ。だから今回の件は君が選ぶことができる
最初に監督になった時のことをよく思い出しなさい。数あるクラブの中からオールダムの監督に手を挙げたことを。
私はもちろん君を評価しているのでできれば残って欲しいが説得はしない。
なぜなら週給契約だからどちらもお互いいつでも契約解消できる契約だからね。仮にオールダムを選んだとしても心配はいらない。君より優秀な監督を新たに監督にするだけだ。
はっはっは。もっともそれがどんなに難しいことかはよくわかってるけどね。君が一生懸命スカウトしてくれた若手もたくさんいる。その中で君が抜けても大した支障はないよ」
Scott Shuwaltsの言葉にPenguinは途中から涙が止まらなかった。自分の気持ちの中では50:50だと思っていた気持ちが実はオールダムに傾いていたことをScott Shuwaltsは見抜いていたのだろう。
「Scottさん申し訳ありません。オールダムの監督になります」涙ながらに頭を下げてPenguinは言った。
「うむ。今日を持って君はクビだ。はっは。契約終了だ」Penguinの肩を叩きながら笑顔でScott Shuwaltsは言った。
「次会うときはライバルだな。Penguin君。ピッチのうえでは手加減はいらないよ」そう言うとScott Shuwaltsは自分の右手をPenguinに差し出した。
「はい!本当にお世話になりました」そう言ってPenguinはScott Shuwaltsの右手を強く握りしめた。
「あ、一つ言い忘れた」Scott Shuwaltsが言う。
「なんでしょうか」
「次はクビになるなよ」ニヤリとした表情を浮かべながら冗談めかしてScott Shuwaltsが言った。
「気を付けます」苦笑しながらPenguinは答えた。